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過度な緊張、緊張しやすい

緊張しやすい・しすぎるのは
病気?

緊張しやすい・しすぎるのは病気?「人前で話すとき、極度に緊張してひどい動悸がする」「人前で字を書くとき、手が震えてしまう」といった日常生活に支障が出るほど「強い恐怖」や「不安を感じてしまう」症状が見られる場合、それは「内向的」「恥ずかしがり屋」などの性格的な問題ではなく、社交不安障害(SAD)などの不安障害の可能性があります。お一人で悩まず、兵庫県西宮市西宮市のはやし心療所へお気軽にご相談ください。

緊張して吐き気がする・
震える・倒れてしまう原因

吐き気がする・震える

緊張すると吐き気がしたり、手足が震えたりするのは、体が「ストレスに備えるため」に働いている反応です。以下のようなメカニズムが関係しています。

自律神経の乱れ

人は緊張すると交感神経が活発に働きます。交感神経は「戦うか逃げるか」という緊急時に体を動かすためのスイッチで、このとき胃腸の働きは抑えられます。その結果、胃の動きが悪くなり消化が停滞して、吐き気や胃の不快感につながります。

ストレスホルモンの影響

緊張するとアドレナリンやコルチゾールといったストレスホルモンが大量に分泌されます。これらのホルモンは心拍数を上げ、血圧を高め、脳と筋肉をフル稼働させるための準備を整えます。その一方で、消化器の働きは抑制されるため、胃酸の分泌や胃の収縮が不安定になり吐き気を感じやすくなります。

身体症状との悪循環

緊張による吐き気や震えなどの身体症状が強く出ると、「体調が悪いのでは」と不安になり、さらに緊張が強まる悪循環に陥ることがあります。

過去の経験や体質によるもの

同じ状況でも吐き気や震えを感じやすい人とそうでない人がいるのは、体質や過去の経験が関係しています。胃腸が弱い人、自律神経が敏感な人は、緊張による刺激を強く受けやすい傾向があります。

倒れてしまう:迷走神経反射

迷走神経反射とは、副交感神経である迷走神経が何らかの要因で優位に働き、脈拍を下げ血圧が低下することで脳に十分に血液が供給されず、失神の原因となる自律神経反射の一つです。めまい、血の気が引くような感じ、冷や汗、目の前が暗くなる、吐き気などが前兆として現れ、その後一過性の意識消失(失神)に至ることがあります。

 

過度に緊張してしまう
原因として他に考えられる病気

過度な緊張が繰り返される場合、以下のような病気が背景にある可能性があります。

パニック障害

突然、動悸や呼吸困難、吐き気、めまいなどの強い身体症状とともに強い不安に襲われる病気です。「死んでしまうのではないか」と感じるほどの発作(パニック発作)が特徴です。

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社会(社交)不安障害

人前で話す、注目されるといった場面で強い不安や緊張を感じ、動悸、発汗、震え、吐き気などの身体症状が出る病気です。

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強迫性障害

「手が汚れているのではないか」「鍵を閉めたか」などの強い不安(強迫観念)に悩まされ、それを解消しようとして過剰な行動(強迫行為)を繰り返してしまう病気です。

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適応障害

職場や学校、家庭環境の変化など、特定のストレス要因に適応できず、心身に不調をきたす状態です。

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うつ病

ストレスを主な原因として、ひどい気分の落ち込み、意欲・関心の低下、興味や喜びの喪失などの症状が現れる病気です。

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双極性障害(躁うつ病)

気分の波が激しい病気で、躁状態(気分が高揚し活動的になる)とうつ状態(気分が落ち込み無気力になる)を繰り返します。

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過度な緊張の対処法・対策

過度な緊張を和らげるためには、日頃からの準備とセルフケアが大切です。

事前に徹底的な準備をする

緊張の多くは「うまくできるか不安」という気持ちから生まれます。大事なプレゼンや面接などの前には、内容を徹底的に準備し、自信を持てる状態を作っておくことで、緊張を軽減できます。

繰り返し練習する

本番と同じような状況で繰り返し練習(リハーサル)することで、緊張を軽減できます。

十分な休息・睡眠をとる

睡眠不足や疲労は自律神経を乱し、緊張や不安を悪化させます。十分な睡眠をとり、心身をリフレッシュさせることが、緊張しにくい体を作る基本です。

適度に運動する

ウォーキングやストレッチ、ヨガなどの適度な運動は、ストレスを発散し、自律神経を安定させる効果があります。ハードな運動である必要はありません。また、夜間に行うと神経が興奮して眠りにくくなることもあるので、日中に行うことをお勧めします。

精神科を受診する

精神科を受診するセルフケアでは改善しない場合や、緊張によって日常生活に支障が出ている場合は、心療内科や精神科を受診することをおすすめします。